8万円の損失というのは確かに痛いですね。
考え的にはセラーはポンドで販売をしていて、ポンドで支払いを行う必要があります。
このポンドをどのように調達するかはバイヤーの自由です。
その調達方法について、セラーもebayも関与していません。
そのため、調達コストについてもセラーやバイヤーは補償する責任も義務もありません。
ただし、意図的にこういったことをセラーが行っていたり、同様の問題を繰り返せばebayでの販売は困難となります。

私はセラーの立場ですが理不尽なことは本当に多いですよ。
その理不尽なところが生み出すプラスの要素はありますが、個人的には神でも仏でもないので腹は立ちますね。
人には忘れたほうがいいといいますが、忘れられないですよ。

相手側のリターンポリシーについても書いておくべきですね。
そもそもの取引条件が説明されていないので、リターンの流れを把握することが出来ません。
差し当たり現時点でリターンリクエストを申請しておく必要があります。

全額返金で合意できた場合、セラーが返金するのはebay上で支払われた金額のみです。
為替の差額、クレジットカードの手数料、関税についてはセラーに支払い義務はありません。
ただし、返送料はバイヤーに原因がある場合はリターンラベルの発行を求めることは可能です。
バイヤーがリターンラベルの発行が出来ない場合、Paypalなどで支払いを受け取ることとなります。

商品が返送となった場合、関税など税の取り扱いについては税関に確認する必要があります。
基本的には返品の事実が認められれば、還付を受けることになると考えられます。
この仕組みもあるので、セラーがバイヤーの支払った税を返金することはありません。

為替の差額、クレジットカードの手数料の発生というものはバイヤー側の都合です。
バイヤー側の都合によって発生する手数料や損益をセラーが補償する義務はありません。
セラー側の好意で支払うことを止めることはないでしょうが、補償しないからと言ってebayに相談をしても、この点においてはebay側がバイヤーを支持することはありません。
リターンリクエストが申請されていれば、返品および返金の決定をするだけです。
また、為替の差額、クレジットカードの手数料についてはクレジットカード会社への確認が必要です。
おおもとの支払いが取り消されるのか、ポンドで返金されて円転されるのかですね。

セラー側のリターンポリシーが30日なら、商品受け取り後30日が経過した時点でセラーはリクエストを拒否できます。
セラーが合意をするのであれば30日が経過しても返金を受け取ることは可能です。
1か月といった月単位のリターンポリシーはありません。
リターンポリシーでリターンを受け付けないとなっていた場合でも、商品に問題がある場合はリターンリクエストを申請できます。

ebayでリターンリクエストが申請できないような場合では、利用したクレジットカード会社にチャージバックを求めることは可能です。
その場合はクレジットカード会社の判断次第です。
多くの場合は返金となりますが、その条件として返品となった場合、返送料は負担することとなります。
返送料を理由として返品をしなかった場合は返金なしで終了となる可能性が高いです。
決済会社によっては商品が違うことを証明する具体的な証拠の提出を求められる場合もあります。