皆さんこんにちは！

eBayサポートチャンネル運営事務局です。

前回、返品リクエストの返送料をセラー負担からバイヤー負担に変更できた記事「返送料はだれが負担する！？🤔 理不尽な返品リクエスト_その①」を公開しましたが、今回はその逆のパターン、バイヤー負担からセラー負担に変更された件があったためご紹介したいと思います。

※以下は返送料の設定を「 Free returns」（＝全ての返品の返送料をセラー負担が前提）にせず、「Buyer pays for return shipping(＝バイヤーが返送料を負担が前提）」にしている場合のものになります。

その返品リクエストは「Just didn't like it」というバイヤーの好みではない、という理由で開かれた返品リクエストでした。この返品リクエストを開いたバイヤーは評価数が数百あり、eBayの売買経験豊富なようでした。

通常通り「返品を受け入れるので、返送料をお支払いの上、私の住所までご返送ください」とメッセージを入れました。するといつもとは異なり、いきなりケースが開かれました。

eBay からもメッセージが届き、「『Just didn't like it』で返品リクエストが開かれているので本来返送料はバイヤー負担ですが、バイヤーはこの商品自体に問題があるため返品が必要なのだと訴えています。返送料をセラー負担にすることを受け入れるのであれば通常の返品リクエストに戻ります」と書いてありました。

商品に問題があるというバイヤーの意見は寝耳に水でしたし、返送料が急にバイヤー負担からセラー負担になったことも驚きでした。バイヤーとも交渉しましたし、eBay にも「商品に問題があるなどという話はバイヤーから届いていない」と返答しましたが、ケースの期限が近づいてきてしまいました。

納得はいきませんでしたが、交渉をしていても埒が明かない上、このままバイヤー有利で終了した場合商品と代金分の損失が出るため、返送料の負担を了承しました。

そして返送された商品を確認して返金を行い、この件は終了しました。ちなみに商品状態は販売時の状態と同じで、欠陥は見られませんでした。

恐らくですがバイヤーは日本への返送料が高額であることに後で気づき、何かしらの理由をつけてeBay に返送料の負担者の変更を訴えたのだと思います。

「返送料はだれが負担する！？🤔 理不尽な返品リクエスト_その①」の記事で、セラーの正当性を訴えて返送料の負担者をバイヤーに変更できましたが、同じことをバイヤーが悪用して行ったのだと思います。

相手は評価数がとても多かったので、eBay もそのバイヤーの訴えに信憑性があったのかもしれません。

こういった返品リクエストの返送料の負担者の変更が起こることはとても稀ではあるのですが（この件が起こったのは私の経験でも1回だけです）、評価数が多いバイヤーだから安心というばかりではないという事を知らされた出来事でした。

eBayサポートチャンネル運営事務局