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不測の事態!ロシアから返送された商品への返金方法

皆さんこんにちは!

eBayサポートチャンネル運営事務局です。

ロシアとウクライナの情勢から、現地での受け入れが困難としてロシア宛に発送していた船便が続々と返送されてきてしまいました。2022年の2月に日本郵政はロシア宛の発送を停止しましたが、それ以前は船便で通常通り発送することができたのです。約6か月ほどの長い郵送期間の間に情勢が大きく変化した結果ですので、発送当時は予期することができませんでした。

中には私たちと同じように、ロシア宛に発送した商品が今頃になって返品されてきてしまい対処に困っている方もいるのではないでしょうか?そこで今回は、eBayサポートからの返答をもとに、対処方法を考えていきたいと思います。

📢メインは取引のキャンセルと返金


現在、日本郵政でも各民間の配送会社でもロシアへの発送を取り扱っているところはありません。
返送された商品の再発送はできないため、取引をキャンセルして全額を返金するが基本対応になりそうです。

📢返金可能な方法とは?


ここで問題になるのが、返金を行う方法です。
返品された商品は2022年の2月以前に取引された古いものですので、返金方法が限られてしまいます。考えうる返金の手段を順にみていきましょう。

①eBayオーダー管理画面の「Send Refund」から返金を行う

eBayでは90日以上経過した商品はオーダー管理画面に表示されません。
ですので、この方法から返金は行うことはできません。

②未到着ケースから返金を行う

バイヤーに未到着ケースを開いてもらい、返金を行う方法です。eBayサポートによると、eBayでは60日以上経過した商品にはケースを開くことができないとのことでした。

稀にシステムの状況によっては60日を過ぎてもケースをオープンできる場合があるとのことでしたが、ケースをオープンすることで Service Metrics の評価が下がってしまいますので、オススメはできません。

③リターンリクエストから返金を行う

バイヤーにリターンリクエストを開いてもらい、そこから返金を行う方法です。ebayサポートによると、②と同様に60日以上経過した商品にはリターンリクエストを開くことができないとのことでした。ですので、この方法からも返金は行うことはできません。

④DISPUTEから返金を行う

支払いに使用した決済機関を通してeBayにDISPUTEを開いてもらい、そこから返金する方法です。②③とは異なり、取引からしばらく経っている商品にたいしてもDISPUTEを開くことができます。また、eBay販売サポートに確認したところ、5日以内に返金対応を行うことで、eBayでのセラー評価に悪い影響はでないとのことでした。リスクの少ない返金方法のひとつと考えてよいでしょう。

ただし、PayPalやいくつかのカード会社のように、決済機関の中にはロシアでの取り扱いを停止しているものがあります。必ずしもすべてのバイヤーがDISPUTEを開ける状況ではないことは覚えておいてください。

⑤決済機関に直接返金を行う

eBayを通さず、バイヤーが利用している決済機関に返金分の金額を直接送金する方法です。eBayを通さない分、経過日数などの制限はありませんがeBayの保護を受けることもできません。個人情報のやり取りも必要となるため、ハードルは高めといえるでしょう。また、先述したように、決済機関の中には、ロシアでの取り扱いを停止しているものもあるため、まずはバイヤーに確認をとる必要があります。

 

 

最後に


以上、返金の方法を考察していきました。
どれも確実とは言えませんが、④DISPUTEからの返金が一番現実的なのではないかと思います。PayPalなどの主要な決済機関の利用が再開されたら、⑤の直接返金を視野に入れてもいいかもしれません。

いずれの場合においても、まずはバイヤーと連絡をとり、事情を伝えるのが先決です。返金を要望されることがほとんどだと思いますので、返金方法は限られていることを伝えて、どのように手段をとれば互いにとってより良いのか、じっくりと相談していきましょう。

 

eBayサポートチャンネル運営事務局

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