【SEO対策】セラーレベルが下がる?Defectの怖さと防ぎ方
皆さんこんにちは!
eBayサポートチャンネル運営事務局です。
みなさん、『Defect』をご存じでしょうか?
前回のTRSに関する記事の中でも少し触れていますが、Defectとはセラーレベルの評価基準のひとつになるものです。「バイヤーとのトラブルに関わることって大変そうだし、なんだか怖い…」つい目を逸らしたくなってしまいがちですが、Defectを放っておいてはいけません。
最悪、アカウントが永久凍結してしまうなんていうことも……!
今回は、そんな恐ろしい『Defect』の悪影響とその防ぎ方についてご紹介していきます。
📢Defectのデメリット
『Defect』とは日本語に訳すと『難あり』という意味になります。これは、バイヤーに対して不誠実な対応を行ったセラーに対して、eBayが与える×印のようなもので、このDefectの数が全体の販売数に対して一定の割合までたまってしまうと、なんとセラーレベルがBelow Standardまで降格してしまいます。セラーレベルがBelow Standatdに落ちると、次のような厳しいペナルティを課せられます。
Below Standard のペナルティ:降格してすぐに適用されるもの
SEOの低下 | 出品しているすべての商品に対して、検索結果で表示される順位が下げられてしまいます。バイヤーの目に触れる機会が大幅に減ってしまいます。 |
落札手数料の増加 | 落札手数料が上乗せされてしまいます。これは販売利益が低下してしまうことを意味します。 |
eBay内資金の引き出し保留 | eBayから資金を21日間、引き出すことができなくなります。 |
リミットアップ交渉の停止 | 出品数の上限を引き上げる(リミットアップ)ことができなくなってしまいます。 |
Below Standard のペナルティ:3ヶ月以内に改善が見られない場合に適用される可能性があるもの
リミット数の減少 | 出品できる商品の上限(リミット)が減少してしまい、出品できる商品の数が減ってしまいます。 |
アカウントサスペンド(永久凍結) | セラーアカウントが凍結されて回復することができず、eBayでの販売が不可能になってしまいます。 |
いずれのペナルティもeBayで販売するにあたってかなり不利になってしまうものばかりです。売り上げを維持することはもちろん、eBay販売を続けることすら難しくなってしまうでしょう。Defectをためることは極力防がなければいけません。
📢Defectがつく条件
それでは次に、Defectがどのよう時についてしまうのかを見ていきましょう。Defectがつく状況は大きく二つあります。
①在庫切れのため発送することができず、セラー都合で取引をキャンセルした場合
②オープンケースが解決されないまま期日を超えるかバイヤーからエスカレーションされ、eBayがバイヤー有利の裁定で強制終了を行った場合。
Defectがついてしまったかどうかは、Seller HuB内(https://www.ebay.com/sh/ovw)の『Seller Level』から確認することができます。
Defectのついた取引件数が、取引全体の2%を超えるとSeller LevelがBelow Standardに降格してしまいます。また、未解決CaseでのDefectが取引全体の0.3%を超えた場合でもBelow Standardに降格してしまいます。
これはたとえば、全体の取引件数が300件の場合、たったの1件でもDefectがついてしまうとアウトになってしまうのです。なかなかにシビアですね。
📢Defectを防ぐには
Defectを防ぐために、先にあげた2つのポイントをしっかりおさえて、ミスをしないよう対策をしましょう。
・ケースをこまめにチェックする。
取引でケースが開かれても、eBayから通知がこない場合もあります。ケースを開かれたことを気づかないまま放置してしまい、期日が経過する、あるいはエスカレーションされてしまうと対処しようがありません。ケースが開かれていないか、日ごろからチェックする習慣を身につけましょう。
Return Requestの確認方法
ログイン後 Seller Hub(https://www.ebay.com/sh/ovw)のページにアクセスし、「Orders」(下記①)をクリック後に表示される「Returns」(下記②)をクリック。
Open Caseの確認方法
Seller Hub(https://www.ebay.com/sh/ovw)のページにアクセスし、「Orders」(下記①)をクリック後に表示される「Requests and disputes」(下記②)をクリック。
・開かれたケースは速やかに解決する
ケースが開かれる理由や状況は様々です。なかには、理不尽と思われる理由でケースを開かれ、返金を余儀なくされることもあります。eBayではバイヤーに有利になるよう裁定をおこなう傾向にあるため、Defectを回避するためには必要なコストと考えましょう。
どうしても納得がいかない場合、あるいはバイヤーからの連絡が来ない場合は、eBay Japan販売サポートに問い合わせて解決策を相談するといいでしょう。
ケースへの対処方法に関しては、実例も含めこれからもお役立ち情報の記事として発信していきます。これまでのものは以下を是非参考にしてください。
また、コミュニティでのご相談も受け付けています!
・無在庫出品をしないように、在庫はこまめにチェック。
在庫のないものを出品してしまわないよう、日ごろから在庫の状況は確認しましょう。以前は在庫がない場合はバイヤー都合でキャンセルすればよいとう風潮がありましたが、現在はeBayも厳格化していて、虚偽のかキャンセル理由を選択した場合ペナルティーになる場合があります。注意しましょう。
📢最後に
以上、いかがでしたでしょうか?
Below Standardへの降格を防ぎ、売り上げを維持していくためには、Defectを防ぐことは必須となります。Case Openへの対応と、無在庫出品の防止。この2つのポイントを押さえてさえおけば、けして難しいことではありません。Defectを防ぎ、Seller Levelを維持していきましょう!
eBayサポートチャンネル運営事務局