ケースの頻度にも要注意!セラーの評価が分かる「Service Metrics」
皆さんこんにちは!eBayサポートチャンネル運営事務局です。
以前の記事で、バイヤーから開かれたケースは、きちんと解決することが大切とお話しました。
▶過去の記事:【SEO対策】セラーレベルが下がる?Defectの怖さと防ぎ方
ですが、やっかいなことに、ケースは解決さえできればOKというわけでもないのです。
期間中にどのようなケースが、どれだけ開かれてしまったのか。eBayでは、その割合もセラー評価につながります。高い頻度でケースやリターンリクエストが開かれてしまうと、それだけでペナルティを課させることも…!
今回は、そんなオープンケースの割合からセラーの評価が分かる「Service Metrics」のについてご紹介します!
📢Service Metricsを確認しよう
Service Metricsは、Seller HuB内(https://www.ebay.com/sh/ovw)のPerformanceから確認することができます。
Service Metricsでは、開かれた理由に応じて評価するケースは2種類に分類されています。
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1.『Item not as described』:
商品が事前の説明と異なることを理由に開かれるケース&リターンリクエスト
2.『Item not received』:
商品が到着しないことを理由に開かれるケース
→タブを切り替えることで、この2種類の評価を確認することができます。
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📢Item not as describedを確認しよう
<スコアとペナルティ>
評価(スコア)は取引の総数に対するケースの割合に応じて4種類に分けられ、縦の棒グラフで表されています。スコアが"Very High"になってしまうと、ペナルティとして該当する商品カテゴリー全ての落札手数料が5%上乗せされてしまいます!
<ケース&リターンリクエストのオープン理由の内訳円グラフ>
<プルダウンメニュー>
Item not as describedのスコアは、商品カテゴリー別に表示されています。複数の商品カテゴリーを販売している場合は、プルダウンから表示するカテゴリーを選択して、すべてのカテゴリーのスコアとレートをチェックしていきましょう。
📢Item not receivedを確認しよう
<スコアとペナルティ>
評価(スコア)はItem not as described と同様に4種類に分けられ、縦の棒グラフで表されています。スコアが"Very High"になってしまうと、ペナルティとして商品到着予定日がより遅く表示され、結果としてバイヤーが買い控える可能性が上がってしまいます。
<プルダウンメニュー>
Item not receivedのデータは、3つの地域(region)ごとに表示されます。プルダウンから地域を選択して、すべての地域のカテゴリーのスコアとレートをチェックしていきましょう。
📢Service Metricsで評価される期間
Service Metricsのスコアは、毎月20日に更新されます。
もし直近3ヶ月間で取引の総数が400回以上ある場合は、その直近3ヶ月間の取引のみ計算されます。
もし直近3ヶ月間で取引の総数が400回以下の場合は、直近12ヶ月間の取引が計算されます。
最後に
以上、いかがでしたでしょうか?
ケースやリターンリクエストが開かれてしまった時点で、Service Metricsでのスコアは下がってしまいます。そのため、Service Metricsのスコアを良好に保つためには、ケースが頻繁に開かれないよう事前に対策することが大切です。
・Item not as described を防ぐために
商品の検品はしっかりと行い、傷や動作不良などは商品ページにわかりやすく明記する。
・Item not received を防ぐために
追跡番号は忘れずに必ずアップロードし、必要があれば追跡情報を確認する。
また、商品ページやインボイスのコメントなどに、「問題があればケースをオープンする前にメッセージから連絡してください」と記載するのも効果的です。ケースやリターンリクエストを開かれる前に、問題を解決し、バイヤーに納得してもらうことで、Service Metricsのスコアがいたづらに下がることのを回避できるでしょう。
小さなことでもコツコツ積み重ねることが大切です!
日頃の気配りで、Service Metricsを良好に保ちましょう!
eBayサポートチャンネル運営事務局